思い起こせば
1955年(昭和30年)現在の社会福祉法人 松楓会(当時は松楓園)は4月22日に法人の認可を受け、東京都で11番目の生活保護法による養老院の「松楓園」(定員40名)として事業を開始致しました。事業の開始にあたっては、高松宮両殿下にご来臨を賜り「松と楓」を植樹して下さいました。
1963年老人福祉法が制定され、「養老院」から「養護老人ホーム」に名称も変更され「衣食住の充実」はもとより、「生きがい対策」に力を注ぐ事となりました。
1972年4月1日、東京都で21番目の施設として特別養護老人ホーム「和敬園」を設立いたしました。
当時の和敬園では、今日でいう「地域サービス」の基となる体験宿泊(ショートステイ)やデイサービス等も先駆的に行ってまいりました。
その後1983年4月東京都で73番目の施設として都市型ケア付き特別養護老人ホームコスモホームを誕生致しました。(因みに2022年現在東京都には574施設があります。)今ではあたり前の「事業」として考えられておりますが、松楓会では秋川市(現あきる野市)・福生市・日の出町・羽村町の行政とともにショートステイ・デイサービスに加え、入浴サービス・給食サービスといったものを地域サービスとして取り組み始めました。施設運営に当たっては、チャリティーショー・チャリティーゴルフ・チャリティーバザー等様々なことを行いました。
芸能界・スポーツ界からも多くの皆様にご支援をいただきました。心より御礼申し上げます。
2000年4月1日には 介護保険法が施行され松楓園・和敬園・コスモホーム其々が定員100名になり300名のご利用者様が日々楽しく過ごされております。老人福祉法と介護保険法それぞれに違いはあるものの、「人が人としてあり続けられる様」をモットーに、今後も皆様に愛される施設づくりを目指します。
松楓会発足以来、約4,000人弱のご利用者様と1,000人を超える役職員の皆様に感謝申し上げるとともに、これからも多くの皆様のご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。
令和4年度8月 吉日
社会福祉法人 松楓会
理事長 馬場 直幸